従来、GM 汚染サーベイメータを使用し汚染密度を出すには、cpm 値からの換算が必要であり、電離箱サーベイメータを使用する場合にも、測定前のエージングや測定場所の温度変化を考慮した測定値の読み取りが求められていました。
精度良く測定するには、これら測定器の特性や性質を理解した上で、さらに長年の経験による測定テクニックが必要です。このような人間の経験に依存する測定に対して、千代田テクノルは新たな解答を用意しています。半導体検出器、シンチレーション検出器とデジタルデータ処理部により、測定器自身の性能アップとコンピュータとの連携を進め、どのようなお客様が測定しても精度良い測定が可能になり、加えてさまざまな観点からの測定データ分析を実現します。
当社の供する測定器は、お客様を経験による測定テクニックから解放し、さらにデジタルデータ化により運用の幅を広げます。


「放射線管理システムにサーベイデータを取り込み、一元的なデータ管理を行いたい」−このようなユーザニーズに対応するため、千代田テクノルは多機能サーベイメータを用意しています。多機能サーベイメータは、半導体検出器を使用した、デジタル対応のサーベイメータです。

1 台でβ(γ)線表面汚染や線量率に関するデータ収集が行え、またデジタルデータ出力がおこなえるため、パソコンとの連携によるデータ管理が可能です。

空間線率はBG レベルから測定、β線による汚染密度は、60Coで15%の検出効率を発揮し、測定データは50 件までメモリ可能です。


また、赤外線通信機能によるパソコン間とのデータ送受信も可能にしています。多機能サーベイメータは、実際にお客様の声を反映して開発された商品です。

お客様の声を大切にする姿勢、サーベイメータにも生きています。


ユーザの安全を願う情熱から生まれた商品をご紹介します。

原子力発電所では、定期検査などで原子炉格納容器内の作業をする際に、作業員の被ばく低減のため線量当量率を常時監視する線量率表示器(簡易エリアモニタ)を使用していました。

ここでお客様から、「格納容器の入口で内部の各線量率値が表示されれば、被ばく低減処置が事前に取れるのではないか」との意見があり、光ファイバーケーブル通信によるシステムを提案、常設のモニタが完成。しかしながら、仮設置によるモニタリングでは、設置・撤去時における放射線管理員の被ばくが新たな課題となってしまいました。


このテーマの解決には、タブーとされていた管理区域内無線通信を可能にした無線式多チャンネルエリアモニタが誕生。設置が極めて容易で、無線により他の機器に影響を与えることはありません。

現在は、CRD 抜取作業での高線量監視用システムなどに進化しています。千代田テクノルは、お客様の「安全への願い」にきめ細かな対応と最新のテクノロジーでお応えします。


原子力発電所では、放射線管理区域から物品を搬出するタイミングは、定期検査終了時に集中しています。この搬出の際には、物品の汚染検査がおこなわれますが、マンパワーによるサーベイのため、一時に多くの労力が割かれる結果となります。

このような問題を解決したいというお客様のご要望から、千代田テクノルは「マンパワーによらず、誰もが使えて、壊れにくいモニタ」の開発を行いました。それが「大型物品搬出モニタ」です。

大型物品搬出モニタは、1800mm×900 mmの足場板などの大物物品を一度に測定可能です。

また、測定対象物の形状に合わせてプラスチックシンチレータ検出器を上下させることで、対象物に近づき測定をおこないます。

このため、低汚染の測定も可能になるなど、常に一定の高感度測定を実現しています。マンパワーによるサーベイに比べ、検査時間が1/16 まで短縮されたとの好評価を頂いています。


当社では、測定物品や設置スペース、モニタ移動の有無など、お客様の個々の状況に合わせ、大物以外にも中物、小物用の物品搬出モニタも用意しています。


わたしたちは、放射線測定の分野においても、お客様のニーズを反映した実用的で進歩的な商品を提供しております。

現在、作業環境モニタリングや個人モニタリングにおける皮膚等の70μm線量当量は、方向性線量当量で測定することになっています。

しかし、現実的には、実用的な測定器が存在しませんでした。そこで、γ線とβ線に対する同等の感度を持った「70μm 線量当量率サーベイメータ」を開発しました。

このサーベイメータは、γ線とβ線が混在する作業環境でダイレクトに70μm 線量当量を測定することが可能です。


また、放射線の入射角度に対する換算係数(ISO6980)に合致した、優れた方向特性を備えておりますので、正確にかつ容易に70μm 線量当量を測定できます。

また、作業員の被ばく低減を目指すお客様の熱意と千代田テクノルの技術力が一体となって誕生した「無線式他チャンネル線量表示システム」、作業の効率化に威力を発揮する「物品搬出モニタ」も当社が自信をもってお奨めする商品です。
原子力施設内の安全管理の充実に、千代田テクノルはお客様とともに力強く推進します。









※多機能サーベイメータの仕様はpdfドキュメントで表示されます。

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