ウィルス抑制・除菌用紫外線照射装置
「Care222Ⓡi(アイ)シリーズ」販売開始のお知らせ

ウシオ電機社製 有人環境下で使用できるウイルス抑制・除菌用紫外線照射装置「Care222Ⓡ i(アイ)シリーズ」の販売を開始しました。

紫外線照射装置「Care222Ⓡ i(アイ)シリーズ」は、222nm紫外線ウイルス不活化・殺菌技術「Care222®」を搭載した紫外線照射装置です。人や動物の皮膚や目にやさしく、従来の紫外線照射装置ではできなかった有人環境での空気や環境表面に対する継続的なウイルス抑制、除菌が可能です。

Care222Ⓡとは

Care222Ⓡは、人や動物の皮膚や目に紅斑や角膜炎を起こさず(※1)、紫外線本来の殺菌、ウイルスの不活化能力を保持した新しい殺菌用光源です(※2)。
従来の紫外線光源とは異なり、有人環境で使用できるという特徴を有し、天井など高い位置に光源を設置し、環境全体を照射することで、空気と環境表面のウィルス抑制・除菌をコンセプトに開発されました。

※1参考文献
神戸大学整形外科(皮膚)
Fukui, T. et al. Exploratory clinical trial on the safety and bactericidal effect of 222-nm ultraviolet C irradiation in healthy humans. PLoS One 15(8), e0235948 (2020).
T.Fukuda et.al. 39th International Society of Orthopaedic Surgery and Traumatology, Orthopaedic World Congress in Montreal, Canada (2018)
神戸大学皮膚科(皮膚・眼)
Yamano, N. et al. Long-term Effects of 222-nm ultraviolet radiation C sterilizing lamps on mice susceptible to ultraviolet radiation. Photochem. Photobiol. 96(4), 853-862 (2020)
島根大学眼科学(眼)
Kaidzu, S. et al. Evaluation of acute corneal damage induced by 222-nm and 254-nm ultraviolet light in Sprague-Dawley rats. Free Radic. Res. 53, 611-617 (2019).
※2エキシマランプ(水銀を含有しないエキシマ発光による紫外線ランプで、ウシオは222nmを主波長とする単色紫外線光源を使用)と特殊な光学バンドパスフィルタを組み合わせ、人に優しい紫外線波長域(200nm-230nm)のみを照射します。なお、本技術は米国コロンビア大学(所在地 : 米国ニューヨーク市)にて2012年に特許化され、ウシオは全世界における独占実施権を有しております。

紫外線共通の特長

  1. ノロウィルスや芽胞菌(C. difficile等)等アルコールや薬剤が効き難い菌の殺菌も可能
  2. 耐性菌を作らない
  3. 非接触・ノンケミカルであり、簡便な殺菌が可能

従来の殺菌用途紫外線にはない222nmの特長

  1. 人の皮膚や目に悪影響を及ぼさない紫外線波長であり使用場所を選ばない
  2. 水銀不使用(環境負荷低減)
    a.瞬時点灯/消灯が可能
    b.点灯雰囲気温度に紫外線照度強度が左右されない
  3. 芽胞菌に対して高い殺菌効果を有する

Care222®紹介動画

製品仕様

Care222Ⓡ i-BT (ベーシックタイプ)

基本仕様

仕様・機能/ユニット ベーシックタイプ i-BT
外形寸法(mm) 128mm(W)×105mm(D)
×110mm(H)
重量(kg) 1
入力電圧 DC24V(ACアダプタ付属)
消費電力 15W
人感センサー あり
近接センサー あり(1m以内消灯)
点灯モード 有人環境距離に応じた間欠点灯
無人環境間欠点灯
取付方法 □75×M4×4(VESA対応治具)
各種インジケータ 点灯/消灯表示、異常時表示、ランプ寿命
ランプ交換モジュール あり

紫外線の殺菌効果と原理

紫外線UVCは菌やウイルスなど細胞が持つDNAやRNAに吸収される性質を持ちます。

紫外線を吸収した細胞のDNA組織のらせん構造は破壊され、二量体(シクロブタンピリミジン)を形成し、生殖能力を失います。そして死滅します。これが紫外線による殺菌、ウイルスの不活化のメカニズムです。
従って、原理的に殺菌や不活化が難しい菌やウイルスは存在しません。また、薬剤耐性菌のような変異や耐性化を心配することも不要と言えます。

殺菌効果について

(1) 殺菌/不活化に必要なエネルギー量

DNAの紫外線吸収スペクトルは、従来から用いられている254nmと222nmでは同レベルであり、殺菌、不活化に必要なエネルギー量も同等と推測できます。

紫外線による殺菌、不活化に必要なエネルギーは、積算光量で表され、菌やウイルスの種類によって異なります。99.9%の除菌、不活化に必要なエネルギーを下表に示します。なお、広島大学での照射実験において、新型コロナウイルスへの効果が確認されました。詳しくはコチラをご覧下さい。

<旧来の殺菌用光源254nmとの比較>

  1. 理想状態では222nmは254nmと同等のエネルギー量で99.9%の殺菌、不活化が可能
  2. 芽胞菌に対しては、254nmと比較すると222nmはおよそ半分のエネルギーで殺菌が可能

(2) 実地試験(参考)

測定場所

照射シミュレーション

試験結果(参考設置例)

実施日:2019年12月2日〜12月19日

一般生菌コロニー数の推移


Care222を照射している間は、菌数が低く抑えられているのが分かる。 ※ウシオ実験結果

※人感センサーを用いて、入室時はランプOFFにて検証しております。
測定方法(PDF:493KB)
※実験に使用した装置は、本販売品と仕様が異なる場合がございます。

人への安全性について

光源スペクトル

Care222™は安全な紫外線のみ出力するために、222nmに主波長をもつエキシマランプと特殊なバンドパスフィルタを組み合わせて、有害な波長を取り除いています。
なお、本技術は米国コロンビア大学(所在地 : 米国ニューヨーク市)にて2012年に特許化され、ウシオは全世界における独占実施権を有しております。

FAQ

Q.どのような菌/ウイルスが殺菌できますか

基本的に全ての菌/ウイルスに対して殺菌できます。ただし、カビ等の大きな細胞組織を持つ対象物は、殺菌に時間を有する、もしくは殺菌出来ない場合もあります。

Q.どれくらいの範囲を殺菌できますか

高さ2.5mに位置に設置した場合、おおよそ三畳の広さに対応可能です。

Q.どれくらいの時間で殺菌できますか

対象物やUV強度と距離により異なります。詳しい情報に関しましては、お問合せ下さい。

Q.他の殺菌手段と比較してどんなメリットがあるのでしょうか

「光」を用いることで、非加熱・非接触・ノンケミカルな殺菌が可能になります。詳しい殺菌データに関しましては、お問合せ下さい。

Q.新型コロナウイルスにも有効ですか

広島大学での照射実験において、新型コロナウイルスへの効果が確認されました。詳しくはコチラをご覧下さい。

Q.使用上の注意点はありますか

人が一日に浴びてもよい222nm紫外線の許容限界値(TLV)はACGIH(アメリカ合衆国産業衛生専門官会議) およびJIS Z 8812(有害紫外線放射の測定方法)により22mJ/cm2以下(1日当たり8時間以内)となっています。Care222Ⓡをご使用の際は、この許容値内となる設置・運用が必要となります。
目に違和感が生じる可能性があるため、他の照明器具と同様に近距離での直視は避けてください。
「Care222Ⓡ i(アイ)シリーズ」をご使用の際は近距離での使用は避けてください。

ご注文・お問い合わせについて

当製品に対する受付は、お問い合せ先からお願いいたします。

お問い合わせ先

担当 アイソトープ営業部
MAIL iso-care222@c-technol.co.jp

もしくは

最寄りの営業所にご連絡ください。 全国営業所一覧