ニードルやシードの配置制度の大幅な改良によって、質の高い治療成果を実現
Oncentra® Seeds(オンセントラ・シード)
Oncentra® Seedsは、前立腺がんにおける永久刺入線源治療を行うために必要な放射線治療計画のためのソフトウェアです。
経過措置品
Oncentra® Seedsは、より望ましいイメージの使用を可能にし、正確なターゲット輪郭入力を可能にします。治療計画中および治療中のいかなる場面においても、新たな超音波スキャンニングやライブ超音波画像を表示できるので、効率的なワークフローを得ることができます。超音波、MRI、CTからの情報は最適なターゲットの特定に使用されます。
Oncentra Seedsの特徴
Advantages
Image flexibility
- 治療計画に最も適した画像や3Dナビゲーションのための、任意なサジタル及びトランスバース面の超音波画像取得が可能です。
- (カラー)ドップラー超音波画像、CTおよびMRI画像をフルサポートします。
- 異なるイメージモダリティの長所を組み合わせる、拡張されたイメージフュージョン機能があります。
- 超音波ライブ画像により治療中の前立腺の位置や輪郭の変化を確認可能です。
Easy and precise needle control
- 3D超音波画像とモーターの組み合わせによる“Needle Navigation”機能は、治療中における術者のニードル及びシードの挿入を最大限に支援します。
Dynamic plan evaluation during live planning process
- トラフィックライトによる評価ができます。
- 前立腺標的内の指定した領域の最適化と、その線量分布表示および投与線量のカバレージの評価をすることが可能です。(オプション)
Fast virtual and real-time planning
- 簡単かつ迅速な、多種の輪郭入力ツールです。
- 所定のプロトコルを使用した最新式のバーチャルプランニングができます。
- 線量制約と解剖学的情報に基づく、最適なニードル配置を実現できるプロトコルです。
- 一連のワークフローによる、柔軟な治療計画、線量投与ができます。
Easy needle control
ニードル配置と再構成のために最新の技術が使用されています。任意のサジタル面ライブ画像へプローブの位置を自動的に回転させる技術は、術者がニードルの配置および再構成を直接確認する事を容易にします。独自のモーター制御のニードルナビゲーションとダイナミックニードルトラッキングツールは、ニードル再構成の精度を向上させます。 この結果、リスク臓器やターゲットに対して最適な線量が処方されます。
- 迅速かつ正確なシード配置
- ECRMを活用したニードル刺入のためのガイダンス
- 超音波ライブ画像でのニードルとシードの自動認識と位置の再構成
- ニードル刺入およびシード挿入中の超音波ライブ画像を用いてのサポート
Fast virtual and real-time planning
Oncentra® Seedsは、簡単かつ再現性のある輪郭入力とニードル配置アルゴリズムにより最適な線量投与を確保します。
- Inverse planning(IPSA)は最適な治療結果のために、プレプランもしくはバーチャルプランの段階でニードルやシードの最適な配置を計算します。IPSAは、計画の基準に基づき最適な計算結果を素早く得ることができます。
- ニードル刺入前に、非常に細かくターゲットの線量カバレージとリスク臓器への線量制約を決定します。同時にその内容は、治療計画に反映され線量投与の修正をリアルタイムで高精度に計算します。これら全ての機能により、最適な線量分布と患者様の治療結果の向上が期待できます。
- 治療効果を高めるための簡単かつ適応性のある3D輪郭入力
- 輪郭入力機能のスピードと正確性が向上
- 所定の治療プロトコルを使用した最新のバーチャルプランニング
Laptop Cart
コンパクトなラップトップカートに統合され、作業スペースへの移動やネットワークへの接続をより便利にしました。あらゆるシードタイプに対応しており、使用する線源情報やテンプレート情報をカスタマイズすることも可能です。
この自由度の高さからOncentra® Seedsはどのような環境下でも適応します。
技術仕様
- 22インチモニタ 解像度1680×1050以上
- 外寸: 62×60×145cm(L×W×H)
- 重量:80kg
- キーボード
- ラップトップPC
- 高さ調節範囲 : 30cm
- 無停電電源装置(オプション)
- プリンタ(オプション)
Easy plan evaluation and precise live planning
Oncentra® Seedsは前立腺のシード治療の臨床手順を合理化するために設計されました。あらかじめ設定されたDVHパラメータを参照して評価することを、可能にします。
システムを操作している間、トラフィックライトによってあらかじめ設定した線量が得られているかをリアルタイムに確認できるため、プランに必要なパラメータを即座に評価し、線量の調整がどの程度必要であるのかを明確に表示することが可能です。
- 3Dおよび2D画像にて線量分布を表示することで、線量の高い部分(ホットスポット)、低い部分(コールドスポット)を視覚的に確認することが可能になります。
- 前立腺標的内の特定の範囲の高線量、低線量を知ることにより副作用の可能性を低減し、治療効果を増大させ、治療結果をコントロールすることができます。トラフィックライトはその場における線量の計算結果を視覚的に表示でき、プランニングのスピードアップを図ります。
- 生検の結果に基づくセクター解析の機能が新たに追加され、前立腺標的内に設定した各セクターの線量分布の最適化と評価を即座に行います。(オプション)