中性子標準トレーサビリティ変更に関するお知らせ

2020/3/6

大洗研究所

弊社の中性子標準は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)で校正された241Am-Be線源からの「中性子放出率」に基づいて値付けされておりましたが、産総研の中性子標準供給方法(トレーサビリティ体系)が、基準測定器による「校正場の中性子フルエンス率測定」に変更されました。別添資料(参考1、参考2、PDF:1.82MB)を参照ください。

そこで、弊社も産総研と同型の減速材付中性子検出器を作製し、産総研の中性子一次標準場で校正された基準測定器(減速材付中性子検出器)を用い当社の二次標準場の中性子フルエンス率の値付けを実施致しました。併せて散乱中性子の補正法を見直して、より高品質の校正を実施できる体制を整えました。新しい標準による校正は、2020年の4月より開始致します。

これに伴い従来の校正定数と若干の差異が生じますが、不確かさの範囲内であり、これまでの結果をそのままご使用いただけます。

一方、新しい中性子標準によるサーベイメータや個人線量計の校正結果は、産総研と極めてよい一致であり、産総研の国際比較を通じて、国際的な整合性も確認されておりますので、出来るだけお早めに、新しい標準による再校正をお勧め申し上げます。

尚、校正の品質向上のため、散乱中性子の補正係数を、機種毎に新たに取得することと致しました。このため、まだ補正係数が得られていない機種につきましては、1ヶ月程度、お預かりする期間が延びる可能性がございますので、大洗研究所までお問い合わせ頂ければ幸いです。

本件お問い合わせ先

(株)千代田テクノル大洗研究所 放射線計測器校正課
寺島 啓二: terashima-k@c-technol.co.jp